有馬温泉 観光案内 「金の湯と足湯」



 金の湯は有馬温泉の2つの源泉のうちのひとつ「金泉」が楽しめる公共の入浴施設です。金泉とは泉質が強塩水の為、地中より湧き出る時は無色透明ですが空気に触れると温泉中に含まれている鉄分が酸化して赤茶色となる温泉。この赤茶色の温泉は古来より親しまれてきた有馬温泉の特徴のひとつとなっています。

入浴料
 大人(中学生以上) 650円、小人(小学生) 340円、幼児 140円 ※3才未満は無料

営業時間
 8:00〜21:30

休館日
 第2、第4火曜日(祝日営業、翌日休)及び年始

公式HPhttp://arimaspa-kingin.jp/cont01/cont01-flm.htm

地図で場所を確認する


金の湯


有馬温泉 金の湯 金の湯は元は温泉会館だったものを2階建ての純和風な入浴施設として開館したもので、その昔有馬温泉発祥の地とされた「一の湯、二の湯」があったとされた場所にあります。



金泉


有馬温泉の金泉 有馬温泉の金泉。個人的には金というよりは赤茶けた「血の池」といったイメージを受けた温泉。有馬温泉には他に無色炭酸水の「銀泉」もあり、金泉とあわせた2つの温泉が楽しめるようになっています。


足湯


有馬温泉 太閤の足湯 金の湯の足湯。「太閤の足湯」と言われており玄関のすぐ隣にある。目に付きやすい所にあるうえ無料とあって多くの観光客が足を浸して疲れを癒していきます。

有馬温泉の足湯 太閤の足湯を利用者目線で見た光景。見ようによっては少々不気味な色。これが霊泉とも称される効能高い金泉と知らなければ入る気にはなかなかならないと思う。

有馬温泉の金泉の効能と泉質


 金泉は湧出時点では透明ですが、空気に触れると着色する含鉄塩化物泉で、タオルを浸すと赤茶色に染まって色が落ちなくなります。また海水の5倍ほどの塩分濃度があり体が浮き上がるような感じを受けます。この塩水は周辺に温泉の供給源となる火山がないこととあわせて有馬温泉長年の謎とされてきましたが、近年の研究で有馬温泉に限らず紀伊半島を含む広い地域の温泉は海底深く潜り込んでいる太平洋プレートから供給されていることが分かりました。この為金泉は山中に湧く温泉でありながら塩分濃度が高くまた火山がないのにもかかわらず温泉が涌いているのです。

効能

 冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害など。また温泉成分による保温作用や殺菌作用も期待でき、感染性皮膚疾患や慢性湿しんやけどなどに効能があります。

入浴を控えるべき症状

 炎症性および非炎症性のリウマチ疾患、外傷、手術後のリハビリテーション、慢性附属器炎、機能性不妊症、自律神経系障害、乾癬