串本町 旅行記「ダイビング」
本州最南端の串本町は本州最大のダイビングスポットでもあります。春から秋にかけて国道42号線を走行しているとウエットスーツを着たダイバー達の姿を数多く見かけ、まさに南国串本を象徴するような光景が広がります。
串本の海は世界有数の暖流である黒潮がすぐ間近を流れており、通常温帯域では見ることができないサンゴも120種ほど生息しています。このサンゴを住処にした熱帯魚も数多くみられ、昔からダイバー達には親しまれてきた海域なので、現在はこの貴重な自然を保護しながら海中公園として整備され、初心者の方でも楽しめるダイビングスポットとなっています。
串本町及びその周辺には数多くのダイビングショップがありそのすべてを紹介することは無理ですが、初めての方で体験ダイビングやスノーケリングを楽しみたいというのであれば串本海中公園センターに隣接する「串本ダイビングパーク（TEL 0735-62-6091）」を利用するとよいでしょう（注：体験ダイビングやスノーケリングは他のショップでも行っています）。体験ダイビングの料金は一人15,000円前後となっています。
串本の海は大阪や名古屋から近いうえに、水深10m前後の海域が広がっており、初、中級者にはピッタリの海。ダイバー達も岸からダイブする人や船に乗り沖からダイブする人と様々。
海中泳いでいるのはタカノハダイというお魚で串本でおなじみの魚。カラフルな色で動きもゆっくりなのでダイバーには人気がある。なお釣人からは嫌がられている魚（タカノハダイは動きが鈍いのでこの魚が餌に食いついた時は動きの素早い魚はいない事が多い。しかも骨が太くで食べても美味くない）。
イソギンチャクに隠れているのはスズメダイの仲間。映画でおなじみの魚とは同種類にあたる。この他串本ではグレ（メジナ）や真鯛の子供などがよくお目見えする。地元の方の話ではウミガメもよく見られるそうだが、私達は未だお目にかかったことはない。
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