東寺の見所・歩き方
東寺は正式名称を「教王護国寺」といい平安京建設と共に都の正門である羅城門の東に王城鎮護の官寺(国立の寺院)として建設されたのが始まりです。当時は羅城門の西にも官寺が建設され、東寺、西寺の二寺で王城を守っていました(西寺は中世に廃絶)。
その後嵯峨天皇より真言密教を納めた
空海に下賜され、以後真言密教の根本道場として栄えます。都の中心地に位置することから何度も戦乱に巻き込まれ伽藍を失いますがその都度復興され、1994年には世界遺産に登録されました。
京都のメインストリートでもある国道1号線沿いにあり道路を走行していると嫌でも目に飛び込んでくる東寺の光景は今や京都を代表する光景のひとつとなっています。
公式サイト→
http://www.toji.or.jp/
東寺の拝観料・拝観時間
拝観料
拝観は無料。有料施設は特別拝観日のみ入場可能。
五重塔、金堂・講堂 一般800円、高校生700円、中学生以下500円
観知院 一般500円、中学生以下300円
拝観時間 夏期3月中旬〜9月中旬 8:30〜17:30(開門は5:00〜17:30)
冬期9月中旬〜3月中旬 8:30〜16:30(開門は5:00〜16:30)
東寺とはこんなところです
京都の東寺は非常に大きな建物で周辺道路を歩いているとどこからでもよく見えます。お寺の内には数々の仏像が安置されており、古文書や仏画などの密教美術も数多くあり(国宝80点、重文24,000点)、まさに真言密教美術の博物館といった感じとなっています。
境内の光景
東寺の境内を散策するととにかく建物のでかさに驚かされる。これらの建物は度重なる戦火によって焼失されたがその都度復興され現在に至っている。なお平安京造営時と同じ位置に現在も伽藍が建てられているのは東寺くらいといわれ、現在も残っている平安京の唯一の遺構と呼ばれています(創建当時の建物は残存していません)。
観智院 五大の庭
境内にある観智院 五大の庭。観智院とは公式HPによると大学の研究所のような場所で、五大虚空蔵菩薩が本尊として安置されている。
東寺 拝観(観光)所要時間
広い境内をすべて巡るのに必要な時間は概ね1時間ほど。その一方で境内には
五重塔や金堂、平安時代初期の作で国宝にも指定されている仏像が織りなす講堂内の立体曼荼羅など見所は多数あり、仏教に興味のある方にとっては1日あっても物足りない聖地となっています。
東寺 おすすめの季節・観光ベストシーズン
東寺がもっとも賑わうのが春の桜のシーズン。特に五重塔や金堂といった巨大な建造物を借景にした夜のライトアップの光景は春の京都の風物詩となっています。桜の名所が数多くある京都ですが東寺は京都駅から歩いていける
アクセスの良さや境内が広い為、他の桜の名所のように人混みでストレスを感じることが少ない等の理由から特にお勧めの穴場的スポットとなっています。
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