平泉 旅行記 「桜と紅葉」
世界遺産にも登録されている仏都「平泉町」。この平泉町は桜や紅葉の美しい所としてもよく知られています。これらの桜や紅葉は他の観光地のような華々しさや迫力はないのですが、古の仏都の町並みに彩りを添えるようなつつましく控えめな光景となっています。
桜
平泉における主な桜の見どころとして大手旅行雑誌や他サイトでは国道4号線(バイパスの開通により現在は県道300号線となっています)の桜並木を紹介していますが、
中尊寺や
毛越寺の桜も風情がありなかなか見事です。また平泉から車で20分弱の所には
伊達政宗公が植えた貞山桜で有名な
厳美渓があり、至る所で春の雰囲気を楽しむことができます。
見頃 毎年4月下旬〜5月上旬
国道4号線
平泉の桜並木。東北自動車道平泉前沢ICを降りてすぐ、町の入り口付近の光景。桜並木は平泉町を縦断する
国道4号線県道300号線のほぼ全てで見ることができるが、やはり町の中心部付近が一番見事な光景となっています。
県道300号線中尊寺付近の光景。一般的に平泉の桜として紹介されているのはこの県道の桜並木で平泉の中心部を南北に縦断しています。なおこの県道は2014年まで国道4号線だった道路でバイパスの開通と共に県道300号線となりました。一部のサイトや雑誌ではその説明が不十分でいまだに「国道4号線」と明記しているものがあるので気を付けて下さい。ちなみに
現在の国道4号線では桜並木を見ることができません。
中尊寺
中尊寺の東物見から眺めた平泉の桜。中央に見える高架の先には平泉を天然の要害とならしめた大河北上川が流れています。なお中尊寺境内の桜の光景については別途「
中尊寺の桜」を参照。
毛越寺
毛越寺の浄土庭園に咲く桜。毛越寺では庭園の所々に桜の木が植えられており、豪華で迫力のある光景ではありませんが平安の雅な雰囲気にとけ込み庭園美を際立たせています。
紅葉
平泉町における主な紅葉の名所は中尊寺と毛越寺。紅葉の時期にあわせて中尊寺では
菊まつりが開催され、町はもっとも混雑する時期となります。
なおこれら紅葉の光景は別途「
中尊寺の紅葉」及び「
毛越寺の紅葉」で詳しくご紹介しています。
混雑状況
前述してあるとおり平泉における紅葉の時期は秋の菊まつりも重なりもっとも混雑する時期です。ただし混雑するといっても京都の有名寺院等のように境内で身動きがとれなくなるほど混雑することはありませんし、記念撮影なども普通にできます。駐車場も中尊寺の第1駐車場以外はさほど混雑することはありませんが、逆に周辺道路の方が渋滞で混雑しストレスを感じることが多々あります。