お地蔵さんと階段
天台寺には参道の階段を中心に沢山の小さなお地蔵さんを見る事ができます。このお地蔵さんは赤いベロカケをし、その表情も様々です。
これらのお地蔵さんは
戦後無惨に伐採された1200本もの巨杉の霊木供養の為に彫られているもので、現在までに百数十体が彫られ、瀬戸内寂聴住職自らが彫ったものも安置されています。
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お地蔵さん
天台寺の階段脇にある古木に置かれた石仏。参道の石段沿いでは巨杉の霊木供養の為に彫られた石仏が至る所で見られます。
天台寺の観音堂近くにある石像。周りには戦後伐採された巨杉の供養のために彫られた小さなお地蔵さんがたくさん並んでいます。
観音塚
天台寺の観音塚。桂樹の根に入り込んだ石は仏が極楽浄土より人間界に投げ降ろされた霊石であり、この石を尋ねて観音様がこの山に現れたと伝えられています。この観音塚の根元でもお地蔵さんを見る事ができます。
仁王門
無数のお地蔵さん達が安置されている石段を上っていった先にあるのが仁王門です。
仁王門に安置されている仁王様は正式には金剛力士と呼ばれる仏教における守護神のひとつで、寺院を守護し仏敵を退散させるとされる事から、よく寺社の境内入り口にある山門に仁王像として安置されています。
天台寺にある左右2体の仁王像は鎌倉時代の
運慶作と伝えられ国指定重要文化財に指定されており、怪我や病気を患っている人は男性は向かって右の阿形像(あぎょうぞう)の女性は左の吽形像(うんぎょうぞう)の患部にあたるところに白紙を貼って祈願すると病がたちまち治癒すると伝えられています。
こちらは天台寺の仁王門を本堂側から見た光景。天台寺では仁王門から先は拝観料を納めなくてはなりません。天台寺は建物の傷みがひどく拝観料はこれらの修繕費に充てられています。