奥入瀬渓流 旅行記「遊歩道」
奥入瀬渓流の遊歩道は総延長が約14kmほどありますが、真夏の暑い時期でも木立が日差しを遮り、滝や渓流から立ち上る水しぶきが天然のクーラーと同じ働きをする為、快適に散策することができます。
遊歩道のエリアは大きく分けて
子ノ口〜
石ヶ戸間と石ヶ戸〜
焼山間に分けられますが、一般的には急な流れが続き滝も多い石ヶ戸から
十和田湖の子ノ口にかけての光景がもっとも美しく、また石ヶ戸から十和田湖子ノ口方面に向かって歩くとより美しい光景が見られるといわれています。
なお奥入瀬渓流遊歩道の高低差は総延長14kmに対し約200m程なので、レンタサイクルを利用するのもお勧めです。奥入瀬渓流のレンタサイクルの詳細については別途「
十和田湖・奥入瀬渓流のレンタサイクル」をご参照下さい。
また遊歩道のコースやマップはこちらを参照→
奥入瀬渓流散策マップ
冬の遊歩道

奥入瀬渓流は世界有数の豪雪地帯である
八甲田山の麓にあり、冬は奥入瀬渓流付近もかなりの量の雪が積もります。冬の間、国道は除雪され車の通行は可能ですが、遊歩道は雪に埋もれたままであり一般の方が散策をするのはかなりの体力と技量を要し個人的にはおすすめしません。
なお冬の奥入瀬渓流は人も少なく国道を走行する車も少ないので、もし冬の光景を楽しみたいというのであれば、各スポット間を車で移動し走行車両の邪魔にならないよう路肩に車を駐め車道から光景を楽しめばよいでしょう。
奥入瀬渓流 遊歩道の光景
銚子大滝付近

遊歩道 銚子大滝付近の光景。
十和田湖子の口から10分程度の所。この先に奥入瀬渓流最大の滝で唯一の本流にある滝の
銚子大滝があります。
石ヶ戸付近

奥入瀬渓流の石ヶ戸付近の光景。
十和田湖から急な流れが続く奥入瀬渓流も石ヶ戸休憩所付近までくると川幅も広く流れも穏やかとなり、遊歩道からの眺めも様子がだんだん変わってきます。
三乱の流れ

奥入瀬渓流 三乱の流れ付近の光景。渓流上に点在する岩はほとんどが苔で覆われており、中には草が生い茂っていたり木が生えているものもあります。
奥入瀬渓流の光景

遊歩道から見た奥入瀬渓流の光景。春の新緑、
秋の紅葉、そして
渓流の流れと苔。冬は冬で水墨画のような光景が見られ四季を通じて楽しむことができます。
橋

遊歩道にかかる橋。奥入瀬渓流の遊歩道にはこのような橋がいくつか架かっており、橋の種類もコンクリート製から年期の入った木製の橋まで様々。特に木製の橋は苔やシダ類が繁茂し風情ある趣となっており「奥入瀬渓流の魅力は木の橋にある」とまで言う人もいるほどです。
曲がった木

奥入瀬渓流 遊歩道上にドーム状に曲がった木。これは人為的なものではなく、あくまで自然に形成されたもの。まさに自然のなせる技であり遊歩道上には他にも個性的な形をした木々を多数見ることができます。
石清水

こちらは道路を挟んで反対側から流れてきた湧き水。反対側にある滝や湧き水はご覧のように暗渠をつたい奥入瀬渓流に流れ込んでいます。この水はさすがに飲むことはできませんが、キンキンに冷えている為、タオルを濡らし火照った体を冷やしたりすることができます。