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世界遺産 知床


 知床半島は世界遺産に登録されている北海道東部の半島で、広さは東京23区より若干広く7万ヘクタール。日本に4つある世界自然遺産(知床、屋久島、白神山地、小笠原諸島)のなかでは最大の広さを誇ります。地形的には知床半島の中央部には火山帯があり、火山活動によってできた湖沼群や温泉が豊富で、ウトロ温泉(知床温泉)は知床半島観光ツアーの拠点となっています。
 また知床は自然豊かな北海道でも手つかずの大自然や貴重な動物の生態系が特に残されている地域で、世界遺産となった今日でも知床半島の先端部は観光客の立ち入りが厳しく制限され自然が保護されています。知床半島及びその周辺で見られる野生生物としてはキタキツネ、エゾシカ、ヒグマといった野生動物の他、エゾシマフクロウ、オジロワシの野鳥類、沿岸にはアザラシ、トド、鯨類なども生息しています。また9月上旬のカラフトマスに始まるサケ類の遡上は川を黒く埋め尽くし圧巻の光景を見せてくれます。
 
知床の海

オホーツク海の海の色は真っ青に澄んで、南国のマリンブルーの海とは少々色合いが異なる。北海道の大地からの栄養豊かな雪解け水が知床の海の生態系を支えている。
知床半島の海
新緑の知床半島

光景は知床五湖。知床の新緑は遅く、5月の後半から6月にかけて。この時期知床半島の生き物たちは一斉に活動を開始する。
新緑の知床半島
ヒグマの爪痕

知床半島のヒグマの爪痕。手つかずの大自然が残る知床はヒグマの生息数も多く、知床クルーズでは海岸でエサを探すヒグマを見ることもある。また知床五湖などはヒグマが出没すると散策路が閉鎖されることもある。
ヒグマの爪痕
エゾシカ

知床半島のエゾシカ。エゾシカは知床半島の道路でよく見かけるが、知床クルーズでも海岸沿いの崖でエサを探している姿を見ることができる。知床半島では比較的容易に遭遇する野生動物。
知床半島のエゾシカ
知床が世界遺産に選定された理由
 知床が世界遺産に登録されていることは誰でも知っていると思いますが、登録された理由はなんなのでしょうか?原始の大自然がそのまま残っているからでしょうか?けど大自然が残っている場所は国土の大半が山林である日本では他にもたくさんあります。知床が世界遺産に登録された正式な理由は「海と陸との貴重な植物連鎖が見られる自然が残っているから」です。
 具体的に申し上げると流氷に育まれた知床の海では栄養分やプランクトンが豊富で秋になると大量の鮭が遡上してきます。この鮭はヒグマや猛禽類の餌となると共に死骸は捕食者の排泄物と共に森林の栄養分となり、豊かな自然を形成します。こうして知床の森が豊かになると今度は森から栄養分が海に流れ込み、プランクトンが発生。そして鮭をはじめとする魚介類や鳥類、海獣類が生活しやすい環境となるのです。このように海から陸、また陸から海へとつながる食物連鎖が見られることが大きな理由となっているのです。
 皆さんも知床を訪れたとき、知床が世界遺産に登録された理由を頭の片隅において散策されるとまた違った感動や発見があるかもしれませんよ。
知床及び周辺のおすすめスポット一覧
知床ってどんなところ? 世界遺産 知床の観光・宿 知床とはこんな所です
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