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知床 旅行記「知床横断道路」


 知床横断道路はウトロと羅臼を結ぶ国道334号線のことで、知床半島の東西を結ぶ重要な連絡道です。中間地点には絶景ポイントである知床峠がありシーズン期間中は観光道路として多くの車が通行しますが、積雪のため11月下旬から4月下旬にかけては通行止めとなり、日本で一番開通期間が短い国道としても有名です(積雪状況によっては6ヶ月間通行止めとなる年もある)。知床横断道路は1,500m級の山々が連なる知床連山を縫うように走っており、急勾配急カーブが多い上に気象変化も激しいことから車の通行には十分な注意が必要です。


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知床横断道路

初夏の知床横断道路。天気の良い日は絶景が続くドライブロードだが、気象変化は激しく、峠を越した途端や時間の経過と共に天気が急変することも度々。
知床横断道路


知床横断道路を上空から見た光景。ご覧のとおりワインディングロードが続く。道は知床峠より東側の羅臼町方面に向けての道の方が険しく急だった。
知床横断道路と羅臼岳
知床峠

知床縦断道路の中間点にある知床峠。ビュースポットとして有名だが、濃霧発生地帯でもあり、地元の方の話では絶景を拝める晴れた日は少ないとのことだった。
知床峠
知床横断道路の不思議
 知床横断道路はウトロと羅臼を結ぶ23.8kmの道路ですが、夏場は中間にある知床峠を境に東西で気候が大きく異なります。夏オホーツク海に面したウトロ側は気候が穏やかで晴天の日も多いのですが、わずか20kmほど離れた羅臼側は気温が低く濃霧が発生する日も多くその気候の違いには驚かされます。特に夕方前後はその違いを顕著に感じることができ、ウトロ側で美しい夕日を背に受けながら知床峠を越えると途端に眼下には雲海のように麓を覆い尽くした濃霧が・・・・なんてこともしばしばです。これは夏特有の気圧配置によるものですが最果ての地、知床を間近に感じることができる瞬間です。 
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