龍安寺の歩き方



龍安寺 見所 龍安寺一番の見どころは「ロックガーデン」として世界に名を馳せた石庭(せきてい)です。境内はさほど広くはないのですが森のようになっており、かつ参道が網の目のように整備されている為、初めて訪れる方は少々戸惑うかもしれません。
 歩き方のポイントとしては拝観受付を済ませるとすぐ目の前に広がる鏡容池、そしてそこから北に歩いてすぐの所にある「つくばい」や「石庭」がある方丈、庫裏周辺、この2箇所を押さえたら、あとは時間の許す範囲でゆっくりと境内を散策し日本の庭園美を楽しめば良いと思います。

龍安寺境内の散策地図→きぬかけの路推進協議会PDF


龍安寺の見どころ 観光コース


 本項では龍安寺の見所について境内と周辺にわけてご紹介していきます。


龍安寺 境内の見所


鏡容池(きょうようち)
  境内の南側に広がる広大な池で、周囲は回遊式庭園となっており、石庭が世に知られる以前は龍安寺の中心的スポットでした。 


方丈
龍安寺 方丈から見た石庭 重要文化財に指定されている建物で、1606年建立の旧西源院方丈を現在の場所に移築したもの。


石庭
 いわゆる「龍安寺の石庭」、ロックガーテンのこと。詳細は石庭のページを参照。


知足の蹲踞(つくばい)
 茶室蔵六庵の露地にある手水鉢。水戸光圀公寄進の品と伝えられています。詳細は別途「つくばい」のページを参照。


侘助椿(わびすけつばき)
 日本最古といわれている樹齢400年以上の椿で桃山時代に侘助という人物が外国から持ち帰ってきたとされています。秀吉や千利休らば愛でた花として伝えられていますが、木そのものはさほど大きくはなく、注意してないと通り過ぎてしまうことも・・・。


龍安寺 周辺

 金閣寺から徒歩できぬかけの道を西にすすみ龍安寺周辺の見どころを巡るコース。所要時間は約4時間。古刹巡りが好きな方にはおすすめ

金閣寺→きぬかけの道→龍安寺→仁和寺→妙心寺→妙心寺前バス停


龍安寺 周辺〜嵐山

 龍安寺や金閣寺がある北山地区から嵐山まで京都の「洛西」と呼ばれるエリアを徒歩と電車で横断するコース。所要時間は約7時間で京都観光王道コースのひとつ。

金閣寺(徒歩20分)龍安寺(徒歩10分)仁和寺(電車20分)嵐山(徒歩5分)天龍寺(徒歩5分)竹林の道(10分)嵐電嵐山駅

※金閣寺〜龍安寺は市バスも運行しているのでもしタイミングがあえば利用してみて下さい(バスだと6分)。


龍安寺の歩き方と見所について


 石庭や鏡容池の庭園などが有名な龍安寺ですが、周辺に目をやれば金閣寺や仁和寺といった世界遺産に登録されている名だたる観光名所が歩いて行けるところにあり、すこし足を伸ばせば嵐山や嵯峨野に行くことができます。龍安寺がある洛北地区は京都の観光名所のなかでも比較的アクセスがめんどくさい地区ですのでわざわざこの地区を訪ねてこられたのであれば、周辺の観光名所もあわせて散策することをお勧めします。