鎌倉の地図・観光マップ




 狭いようでいて意外と広い鎌倉の街。この鎌倉の街を「鎌倉駅周辺」「北鎌倉」「金沢街道・二階堂」「材木町・大町」「長谷・由比ヶ浜」と5つのエリアに分けて地図に表し観光マップを作ってみました。なお各エリアの散策所要時間はおおよそ半日となっています。
 なお鎌倉の全体地図(PDF)はこちらを参照→鎌倉観光案内地図PDF


鎌倉駅周辺観光マップ


鶴岡八幡宮

 鶴岡八幡宮は鎌倉観光の主役ともいえる神社。鎌倉入りした源頼朝が先祖が建てた由比若宮を現在の地に移し「鶴岡八幡宮」としたのが始まりです。境内は意外と広くいつでも混雑しています。ゆっくりと参拝したいのなら早めの時間帯がおすすめです。


銭洗弁天

 お金を洗うと福が舞い降りるとされる霊泉が有名。詳細は別途「銭洗弁天」のページを参照。


宝戒寺

 後醍醐天皇の発願により北条一族の霊を慰めるために北条執権屋敷跡に創建したお寺。梅と萩の花が有名ですが、花のシーズン以外は結構空いています。


英勝寺

 鎌倉唯一の尼寺で、その昔は太田道灌の屋敷があったと場所といわれています。


寿福寺

 北条政子が夫である源頼朝の菩提を弔うために創建したお寺で参道の美しさは鎌倉随一といわれています。なお一般の方が参拝できるのは墓所と参道のみとなっています。

海蔵寺

 源翁禅師(ぜんのうぜんじ)が石に化けた狐を成仏させたという殺生石伝説が伝わるお寺。

佐助稲荷神社

 夢のお告げに従い源頼朝が平家を倒したお礼として社殿が建てられたのがはじまりのお稲荷様。詳細は別途「鎌倉のパワースポット」を参照



北鎌倉 観光マップ


円覚寺

 建長寺とならんで北鎌倉における2大観光スポット。元寇の両軍犠牲者を慰霊するために1282年に建立されたもので、弁天堂にある洪鐘は国宝に指定されています。場所は北鎌倉駅の改札を出てすぐ目の前です。


東慶寺

 北条時宗夫人の覚山尼が時宗の死後開山したお寺。その昔女性から離婚できなった時代に、東慶寺に駆け込み3年修行した女性に限り夫に離縁状を書けるという特権を持ち、「縁切り寺」とも呼ばれていました。また境内には鎌倉ゆかりの文学者も多く眠っています。


浄智寺

 北条時頼の三男宗政の菩提を弔うために、妻と宗政の子供である十代執権師時によって創建されたお寺です。鎌倉唯一の唐様の山門を持ち、中庭に咲くシュウメイギクも美しく見応えがあります。


明月院

 1160年に山ノ内経俊が建てた明月庵が起源とされるお寺。境内には四季折々の花が植えられ特にアジサイは有名です。この為アジサイのシーズン中は大混雑となります。


建長寺

 けんちん汁発祥の地とされている巨刹。日本初の本格的な禅宗専門道場として北条時頼が創建しました。境内はとても広く奥につづく石段は急なので足元はしっかりとしたものを履いて行くようにしましょう。


円応寺

 こぢんまりとした小さなお寺ですが、鎌倉時代に流行した十王思想(死後の十人の王によって罪を裁かれるという思想で閻魔大王も十王の一人です)に基づき十王像が安置されている他、多数の仏像も安置されており、その数、迫力は圧巻です。

 

金沢街道・二階堂 観光マップ


荏柄天神(えがらてんじん)

 頼朝が鎌倉入りする前からある古社。学問の神様である菅原道真公が主祭神で受験と梅のシーズンは混雑します。


鎌倉宮

 後醍醐天皇の皇子で鎌倉幕府討伐で活躍したものの、その後建武の新政で足利尊氏と対立し非業の死をとげた護良親王(もりながしんのう)が幽閉されていたとされる土牢があるお宮で主祭神も護良親王。


瑞泉寺

 鎌倉文化を代表する禅院のひとつで鎌倉公方(室町時代に置かれた幕府の出先機関の長官)代々の菩提寺でもあります。本堂裏にある庭園は岩盤彫刻を織り交ぜた一切の無駄を省いた鎌倉禅宗様式となっており鎌倉文化の神髄を感じることのできるものとなっています。


杉本寺

 鎌倉最古の寺で鎌倉三十三観音霊場の一番札所です。境内に林立している奉納幟の数には圧倒されます。

釈迦堂口切通

 かつては金沢街道から大町方面(現在の鎌倉駅東側)に抜ける近道として利用されていた岩盤をくり抜いた隧道です。現在は通り抜け禁止となっています。

報国寺

 報国寺本堂裏の竹の庭が清々しい「竹庭のお寺」として有名ところ。竹林には茶席も設けられ抹茶を楽しむこともできます。また本堂前の桜も見事で華やかです。静かな雰囲気がカップルに人気でデートスポットとしても有名なほか、縁結びのパワースポットとしても知られています。


浄妙寺

 鎌倉五山第五位の格式ある寺院。その昔は大伽藍を擁していたと伝えられていますが、現在は度重なる罹災でほとんどが失われています。それでも枯山水の庭園は必見の価値があります。
 かつて、時の室町将軍・足利義教に政道を正すべく「立正治国論」を建白した日親上人が、将軍の怒りを買い、真っ赤に焼けた鍋を頭にかぶせられる拷問を受けましたが、それでも考えを曲げなかったという言い伝えが残され「なべかむり日親」さんのお寺とも呼ばれています。

光触寺

 金沢街道の一番奥にある小さなお寺。その昔金沢八景の商人が塩を供えるも帰りには無くなっていたことから「塩嘗地蔵」と呼ばれる石像が安置されています。


 

大町・材木町 観光マップ

 

本覚寺

 日蓮上人の遺骨が安置されており東身延とも呼ばれているお寺。その昔は浄土宗関東大本山として栄え、現在も境内には沢山のお堂が残っています。


妙本寺

 源頼朝没後、合議制となった幕府の主導権争いに敗れ北条氏に滅ぼされた比企一族の霊を弔うために建立されたお寺。平成14年には日蓮の説法姿を再現した巨大な像も開眼しました。


常栄寺

 日蓮が処刑されそうになったとき、尼がぼた餅をあげたことからぼたもち寺とも呼ばれているお寺。


安養院

 ツツジが見事なお寺。ちょうどGWの辺りに山全体がツツジ色に染まり大変混雑します。なおお寺の名前は北条政子の法名に由来しています。


安国論寺

 鎌倉入りした日蓮が最初に草庵を結んだ地に建てられたお寺といわれ、有名な「立正安国論」を書いたのもこの地とされています。寺の奥に進むと法難の際に日蓮が身を隠した岩窟も見ることができます。


長勝寺

 日蓮が流罪先の伊豆から鎌倉に戻った時に拠点とした庵跡にあるお寺。桜とイチョウが見事でお堂の前に安置されている日蓮像も迫力があり必見です。


補陀洛寺

 源頼朝が鎌倉入りした翌年に開山したとされるお寺多くの貴重な仏像が安置されています(拝観するには事前予約が必要)。現在に至るまで度々竜巻や火災にあい「たつまき寺」とも呼ばれています。


光明寺

 広い境内と庭園が見事なお寺。


長谷・由比ヶ浜 観光マップ


高徳院

 
 かの有名な鎌倉大仏があるお寺。大仏については完成した時期や発願者等の史料がなく多くの謎に包まれています。なお大仏様の中には入ることが可能ですが(胎内拝観)夏は非常に蒸していますので避けた方が無難です。


光則寺

 日蓮が佐渡に流罪となったときに弟子の日朗が幽閉されていたとされる土牢があるお寺で、日朗を監視していた北条時頼の家臣 宿屋光則が日蓮に帰依し創建したお寺です。また境内に咲くカイドウは鎌倉三大カイドウの寺のひとつで、他にも数々の花が植えられ花のお寺として人気があります。


長谷寺

 木造としては日本最大級の仏像である十一面観音像と経蔵裏に植えられた2300株ものアジサイが見事なお寺で後述の成就院とともにアジサイの時期は大変混雑します。詳細は別途「長谷寺」のページを参照。


御霊神社

 関東平氏五家の祖霊を祀る神社で五霊神社とも呼ばれています。後に力持ち伝説で有名な鎌倉権五郎景政を祀り、境内には景政が持ち上げたという懐石と袂石が今も存在します。また鳥居の前を江ノ電が通り過ぎる光景は湘南鎌倉を象徴する光景のひとつとなっています。


成就院

 弘法大師が修行したとされる霊場跡に1219年、第3代執権 北条泰時によって創建されたお寺です。禅寺が多い鎌倉において真言宗のお寺となっており、由比ヶ浜が眺望が楽しめる参道のアジサイが見事なお寺。なおアジサイは般若心経の文字数にあわせて262株となっています。また縁結びのパワースポットとしてもよく知られています。。


極楽寺

 1259年に北条重時が創建したお寺。開山の忍性は社会福祉の祖とも呼ばれ、貧しい民衆や病人の救済に力を注ぎ、寺域内には施薬院や療病院、薬湯室などがあったと伝えられています。