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鎌倉への行き方・アクセス

　鎌倉は三浦半島の付け根にあり古来より東海道の街道筋として栄えてきた歴史をもっています。その一方で三方を山に、南側を海に囲まれ天然の要害の地でもある鎌倉。この事から源頼朝が本拠地としたのですが、裏を返せば道路事情が悪いという側面も。限られた平地にしか道路は整備できないので生活道路＝幹線道路となっており抜け道もほとんどありません。この為鎌倉市内及び周辺道路は慢性的に渋滞が発生しており、車で訪れる場合は少々ストレスを感じることも。逆に公共交通機関を利用した場合、東京方面から訪れる場合は通勤方向とは逆になるので平日であれば混雑に遭遇することはほとんどありません（ただしハイシーズン時の休日は、混雑の為駅への入場規制がかかることも）。なお東京からの所要時間は電車、車共に1時間強となっています。

※本サイトに記載されている内容については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

電車（江ノ電）でのアクセス

　電車でのアクセスする場合、北鎌倉駅、鎌倉駅、江ノ電　長谷駅の3駅が主な最寄り駅となります。道中の路線もJRの東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン及び小田急線と複数あり、ネットや旅行雑誌では乗り換えの無い路線や座れる可能性の高い路線、料金が一番安い路線等と色々紹介されてはいますが、実際に利用してみるとさほど差はなく、むしろ自分の出発地点から一番利用しやすい路線を選ぶのが一番だと実感します。おおまかな目安としては新宿や渋谷といった山手線西側及び大宮や宇都宮といった東北本線主要駅から鎌倉に向かう場合は湘南・新宿ラインが、東京駅や横浜方面からはJRの横須賀線や東海道線が便利です。
　なおどうしても座りたいという方は割高となりますがJRのグリーン拳を購入しグリーン車に乗れば良いでしょう。100%ではありませんが座れる確率はかなり高いです。
　また鎌倉～江の島エリアをお得で自由に乗り降りできる｢鎌倉・湘南フリーパス｣については別途｢江の島への行き方・アクセス｣を参照。

東京・横浜方面から　

　東京・横浜方面から電車で来る場合、一番便利なのが｢JR湘南新宿ライン｣です。乗り換えが必要な便もありますが、鎌倉まで乗り換え無しでいける分かりやすさは土地勘の無い旅行者にとって力強い味方です（注：行き先が国府津、小田原方面の場合は途中大船駅で横須賀線に乗り換えなければなりません）。また運賃の安さでは渋谷から出発している東急東横線が断トツでJRより300円以上安価となっています（渋谷～鎌倉間）。

大阪・名古屋方面から

　大阪・名古屋方面から鎌倉に行く場合は東海道新幹線の小田原駅もしくは新横浜駅で在来線に乗り換え鎌倉へアクセスすることとなります。どちらの駅も乗り換えが発生しますが時間的には新横浜駅からアクセスした方が小田原駅からの場合に比べ20分ほど早くなります。

江ノ電について

　江ノ島電鉄　通称「江ノ電」は藤沢駅とを結ぶ総延長10kmの短い鉄道ですが、沿線には鎌倉大仏や江ノ島など人気の観光スポットが数多くあり、途中車窓から海の眺めも良いこともあり利用者の多い路線です。この為、ＧＷ等の繁忙期には乗車するまで30～40分ほど待たされることはざらであり、過去には1時間もの待ち時間となった日もあります。「シーズン中の江ノ電は都心のラッシュ時よりも混んでいる」このことは頭の片隅に置いておくと、いざ順番待ちとなっても平常心で対応することができますよ。

車でのアクセス

東京・横浜方面から

　第三京浜道路～保土ヶ谷ＩＣ～横浜新道～新保土ヶ谷ＩＣ～横浜横須賀道路～朝比奈ＩＣ～一般道

大阪・名古屋方面から

　東名高速道路静岡ＩＣより、横浜町田ＩＣへ。保土ヶ谷バイパスを経由し、狩場ＩＣへ。横浜横須賀道路へ乗り換え、朝比奈ＩＣを降り、一般道を進む（目安時間約４時間）。

鎌倉のバス

　鎌倉では京急及び江ノ電がバスを運行しており、鎌倉駅の東口（鶴岡八幡宮側）がバスターミナルとなっています。目的地別に乗り場が案内されているのでまず迷うことはありません。この他江ノ電バスが1日3便、主要観光スポットを巡る観光案内バスを運行させています。　またバスのフリー乗車券は2種類あり、東急・江ノ電両方のバスに乗れる｢市内バスフリー乗車券｣と観光定番コース5路線（鎌倉駅～北鎌倉駅、鎌倉駅～鎌倉宮（大塔宮）、鎌倉駅～浄明寺、鎌倉駅～名越、鎌倉駅～大仏前）＋鎌倉駅～長谷駅間の江ノ電が乗り放題となる｢頼朝キップ（旧鎌倉フリー環境手形Ａ）｣があります。

鎌倉から江ノ島へのバス

　鎌倉から江ノ島方面にバスで向かう場合、鎌倉駅東口から京急の運営しているバスが1時間1～2便運行しています。なお時間的には江ノ電を利用した方が早く到着します

鎌倉へのアクセスについて

　旅においてかかる費用をなるべくお得に抑えるも楽しみのひとつです。ここ鎌倉においては日本屈指の観光都市だけあって、お得なキップもいくつかあります。その代表的なものが各鉄道会社が販売している鎌倉・江ノ島フリーパスです。適用範囲や金額は各鉄道会社により異なりますが、基本的には鎌倉駅を含んだ江ノ電全線が含まれており、途中下車をしながら往復する場合は断然お得になります。