外ヶ浜町(旧蟹田町)
旧蟹田町は津軽地方の名物トゲクリガニがよく採れることが名前の由来となっている港町。作家太宰治が
小説津軽を執筆中に訪れた事でもよく知られています。昔は
青森市から
竜飛岬に行く道中にあった為、多くの人が立ち寄りましたが、現在は旧蟹田町の手前に便利なバイパスが整備された為、なかなか訪れる機会が無くなってしまった所。しかし風光明媚な光景が広がる蟹田地区は
津軽半島を旅する際には一度は立ち寄ってもらいたいスポットです。
なお蟹田から出港している陸奥湾フェリーは高い確率でイルカと遭遇することができ、フェリーのイルカウォッチングは人気があります。
陸奥湾フェリー時刻表 むつ湾フェリーのHPへ
むつ湾フェリー
陸奥湾フェリーは蟹田と対岸にある
下北半島脇野沢を結ぶカーフェリー。右に見える建物は「風のまち交流プラザ トップマスト」と呼ばれるフェリー乗り場の受付で、展望台の高さは30mほど。ただしエレベーターは無く階段で上り下りしなければなりません。
陸奥湾フェリーの下北半島脇野沢港乗り場。津軽半島の蟹田港から脇野沢までは片道60分の航路。なお同区間を車で走行すると4時間近くかかります。また脇野沢側の港にも簡易ながらお土産店が整備されています。
太宰治文学碑
蟹田の観瀾山にある太宰治文学碑。
小説津軽で
太宰治は友人を訪ねて蟹田に訪れ、この観瀾山に登り名物のカニを食べながら花見をし、蟹田の風景を楽しんだと記しています。
外ヶ浜町観瀾山公園海水浴場キャンプ場
蟹田の観瀾山から見た光景。夏場は海水浴場及びキャンプ場として賑わう所です。作家太宰治は小説津軽にてこの光景を「温和で水の色も淡く磯の香りもほのかな雪の溶け込んだ海」と記しています。
トゲクリカニ
蟹田の名前の由来となった名物のトゲクリガニ。ちょうど花見のシーズンによく採れることから津軽地方の花見では欠かせない一品となっています。なおこのカニはJR蟹田駅の構内で飼われていたもの。
ウェル蟹
ウェル蟹は蟹田駅前にある直売所。蟹田漁港で水揚げされた新鮮な魚介類や地元の農産物などが販売されている。建物はスキー場の山小屋を移築したものだそうで、丸太造りのロッジ風になっています。