津軽(竜飛) 旅行記 「義経寺と厩石」



義経寺及び厩石の由来
 1667年、円空仏で知られる円空が三厩(現在の外ヶ浜町)を訪れたとき、海岸の奇岩の上に光るものを見ました。その岩は、かつて義経がこの地に逃れたとき、荒れ狂う津軽海峡を前に、観音像をまつり3日3晩の祈願をして竜馬を与えられ渡海できたと伝えられる厩石で、円空の見た光はその観音像でした。円空はこのいわれを霊夢で知ると、観音像を刻み、観音堂を建立し現在の義経寺に至るのです。なお義経寺の読み方は「ぎけいじ」となります。

義経伝説
 一般的には義経は平泉から逃げ延び蝦夷地に渡ったとされる言い伝えですが、この言い伝えは平泉にほど近い港町気仙沼周辺から八戸市までの三陸海岸沿いに伝わり、八戸市からは青森県を横断し津軽半島の三厩まで各所に残されています。すなわちこの三厩の地は義経伝説本州最期の地なのです。なお義経伝説の詳細は別途「義経北行き伝説の旅」を参照。


義経寺へのアクセス・行き方


 義経寺最寄りの駅はJR津軽線の終着駅である「三厩駅」。三厩駅は北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」から4駅の所にあり、三厩駅からは外ヶ浜町町営の循環バスが運行しています。ただしバスの本数が少ない為、帰りは徒歩となります(片道3km 40分の行程です)。また車の場合は国道339号線(280号線)を走行していると到着します。目印は巨大な「厩岩」もしくは「三厩漁港」です(案内看板も設置されています)。


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厩石


外ヶ浜町の厩石 青森県外ヶ浜町にある厩石。源義経が蝦夷に落ち延びる際、荒れ狂う海に祈願したところ、翌朝三頭の龍馬がこの厩岩につながれており、その馬に乗って義経一行は蝦夷地に落ち延びたと伝えられています。旧三厩村の名前の由来でもある岩です。

厩石  厩石を離れた所から見た光景。左隅に見えるバスと比べればその大きさが分かると思います。なお義経寺は厩石後方にある小高い丘の上に建っています。


義経寺(ぎけいじ)


外ヶ浜町の義経寺 外ヶ浜町のにある義経寺。読み方は「ぎけいじ」で港を見下ろす小高い丘の上に建てられています。境内はさほど広くはないが参拝していると住職と思われる方がお茶をすすめてくれました。

外ヶ浜の港

 
外ヶ浜の港  義経寺から見た外ヶ浜の港。その昔義経はここから蝦夷地に渡っていったと伝えられています。
 海岸線はご覧の通り大きく弓なりになっており「三厩湾」と呼ばれ、ここからは対岸の下北半島が見え、遠くには北海道が霞んで見えます。