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東大寺 旅行記「大仏殿」


 東大寺の大仏殿は2度の戦火にみまわれ壊滅的な被害を受けていますがその都度復興され現在に至っています。1度目は1180年平家の南都討伐の時で1195年に再建されており、歌舞伎の「勧進帳」はこの時の再建勧進が背景となっています。また西行法師も再建勧進の為、老齢ながら奥州平泉まで赴き(西行法師と奥州藤原氏の祖先は同じ武家藤原氏で、西行法師は出家してまもなくの若い頃も、奥州を旅し藤原氏からもてなしを受けている)、道中源頼朝と面会し様々な逸話やエピソードを残している。
 また2度目は1567年松永秀久の兵火により焼失し、この時は1709年に再建されている。
 このように何度か再建を繰り返している大仏殿ですが、その度に建物の大きさは小さくなっており、現在の大仏殿は奈良時代のものに比べるとひとまわり以上も小さくなっています。
 
東大寺 大仏殿

奈良の東大寺。奈良の大仏様で親しまれている東大寺は創建時に11間(けん、86m)あったと言われているが、現在は7間(57m)。それでも世界最大級の木造建築として世界遺産に登録されている。
奈良 東大寺
雪化粧の大仏殿

奈良盆地にある東大寺は冬になると雪が積もる日が度々ある。この日も朝から降った雪がうっすらと参道脇に積もり、古都奈良の旅情をかき立てていた。しかし流石に参拝客は少なめだった。
東大寺の雪化粧
東大寺の桜

東大寺大仏殿と桜。東大寺がある奈良公園は桜の名所としても有名。大仏殿に続く広い参道の脇には大きな桜の木が植えられ、訪れる観光客の目を楽しませてくれる。
大仏殿と桜
東大寺大仏殿より巨大な木造建造物 
 世界最大級の木造建造物として名を馳せている東大寺大仏殿ですが、日本の歴史を紐解いていくと更に巨大な建造物があったことが判明しています。その木造建造物とは豊臣秀吉、秀頼親子が建造し、梵鐘の銘文「国家安康」「君臣豊楽」が徳川家康の家と康を分断し豊臣を君主とするとして、大阪冬の陣、夏の陣を引き起こし豊臣家滅亡を招いたとされる「方広寺」です。この方広寺自体は残ってませんが発掘調査により、その規模は奈良の東大寺を上回ることが判明しています。
 また平安時代の書物「口遊(くちずさみ)」には「雲太(うんた)、和二(わに)、京三(きょうさん)」という文字があり、意味は当時の建物で一番大きいのが「雲太=出雲大社」、二番目が「和二=大和の東大寺大仏殿」、三番目が「京三=平安京大極殿」というもので、出雲大社が一番大きな建造物であると記されています。
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