「道の駅いかりがせき」と「碇ヶ関御関所」



 碇ヶ関は鹿角地方からくる津軽街道と秋田・能代方面からくる羽州街道の合流地点にあり、交通の要衝であると共に、山が街道にせり出し防衛上有利な地形にあることから津軽藩初代藩主津軽為信公が関所を設けたところです。
 建設当時は関所というより敵軍の侵攻を阻止する防衛拠点の意味合いが強く、当時激しく敵対していた南部氏に対抗する為に建てられたとされています。
 江戸時代になってからも南部氏との因縁は続き、碇ヶ関は他藩(主に南部氏)の間者進入や脱藩者を阻止するため関所として機能を強化されていきます。碇ヶ関御関所はその厳重な備えから江戸時代「三大関所」の一つに数えられ、「厳重なること箱根の関所も及ばない」と記した記録がのこされています。


地図で場所を確認する青森県平川市碇ヶ関碇石13−1


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関所跡


碇ヶ関御関所 関所資料館 道の駅「いかりがせき」の一画にある関所資料館。江戸時代津軽藩の城郭町として形成された碇ヶ関の中枢を担っていた関所跡を復元したもの。


碇ヶ関御関所 碇ヶ関御関所の資料館に展示されている復元模型。道の駅いかりがせきの敷地内にあり、当時の取り調べの様子や生活風景を再現しています。
碇ヶ関御関所の門(高麗門)  復元された碇ヶ関御関所の門 高麗門。江戸時代津軽地方を訪れる人は皆この門をくぐって検問を受けていました。この高麗門は一般的に城郭外門の様式をしており、当時碇ヶ関御関所が弘前城の出城のような役割を果たしていたこと裏付けるものとなっています。



碇ヶ関温泉

 
碇ヶ関温泉  道の駅いかりがせき敷地内にある温泉施設「御仮屋御殿」。関所の門(高麗門)をくぐった先にあります。碇ヶ関周辺は温泉郷としても有名で、この入浴施設も温泉を使用しており大人一人400円と非常に安価な料金でした。

泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)


効能 神経痛、筋肉痛、関節痛


営業時間 10:00〜20:00


入浴料 大人 400円 子人 100円


貸切風呂
 1時間1500円 定員6人


足湯

碇ヶ関温泉の足湯 温泉施設「御仮屋御殿」の隣にある足湯。「足軽の湯」と書かれている。近所の子ども達や自転車、バイクの旅をしている人達がお湯につかり足を休ませていました。



道の駅いかりがせき


道の駅いかりがせき 敷地内にある道の駅「いかりがせき」。碇ヶ関周辺は自然薯の産地で秋になると立派な自然薯が販売されるそうです。また碇ヶ関御関所は道の駅開業と共に本来あった場所からこの地に移転されています。





駐車場