禅林街
禅林街は
弘前市にある寺町で長い並木道沿いに33の曹洞宗のお寺が並んで建てられています。このように同じ宗派のお寺が一箇所に整然と集まっているのは全国的にも珍しく、背景としては当時の世の中では一番の文化施設だった寺社を
城の周囲に集約し人や金、文化を城下に集める目的があったことや弘前城建築当時に城から見て裏鬼門にあたる南西部の軍事上の押さえとして構築されたことなどがあるとされています。
アクセス
JR弘前駅から弘南バス茂森方面行きで15分、茂森町長勝寺入口下車。
地図で場所を確認する→
青森県弘前市西茂森
長勝寺
長勝寺は禅林街並木道の一番奥にある寺で、弘前城築城時に津軽氏発祥の地とされる
鰺ヶ沢町の種里から移築したものと云われています。有事の際は防衛拠点となる禅林街において要となっていた寺です。
六角堂(栄螺堂)
六角堂は禅林街の入り口付近にあり、天明、天保の飢饉で無くなった方々の供養の為に建てられたといわれています。建物内部は栄螺の殻のように螺旋状になっておりたくさんの諸仏が安置されています。
禅林街の並木道
禅林街の並木道を入り口(弘前城方面)から見た光景。突き当たりに見えるのが長勝寺。禅林街の並木道は夜になるとライトアップされ、夜になると地元の方や観光客が訪れる新名所になりつつあります。
長勝寺から黒門方向を眺めた光景。禅林街の入り口には黒門と呼ばれる門が設置されており、建前上は参道の三門の位置づけですが、弘前城の城郭門としての役割も兼ねていたとされています。