岩木山・岩木山神社の見所・歩き方



岩木山と岩木山神社 岩木山は青森県の最高峰の山で標高は1,625m。津軽平野のどこからでも見える独立峰でその美しさから津軽富士とよばれ、津軽出身の作家太宰治小説津軽で岩木山を「富士山より女性らしい山」と評しています。また山岳信仰の対象となっている山で、麓に鎮座する岩木山神社は岩木山そのものを御神体としており、山頂には奥宮が置かれ、麓には「奥の日光」と呼ばれるほど荘厳華麗な社殿が建てられています。一般的に岩木山神社と呼ばれ多くの方が参拝するのはこの麓の社になります。
 岩木山周辺を訪れる場合、目的が登山ではなく観光であるなら迷わず岩木山神社並びに津軽岩木スカイラインに行くことをおすすめします。津軽岩木スカイラインの終点(8合目)にあるリフトを利用すれば一気に9合目まで行くことができます。9合目まで行くと山頂を目指したくなるのが人情ですが、先は油断すると滑落してしまいそうな岩肌の登山道ですのでそれなりの準備は必要です。スカイラインと岩木山神社は鰺ヶ沢街道と呼ばれる一本道でつながっていますが、道中の嶽温泉や街道沿いには多数の直売所がならび、そこで販売されている嶽きみ(トウモロコシ)やキノコは人気があり、シーズンの休日ともなると多くの人で賑わいます。


※本サイトに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


地図


アクセス・行き方


  • 岩木山 岩木山神社 行き方 アクセス バス


 岩木山は津軽地方のどこからでも見ることができる青森県の主峰。車でアクセスする場合、8合目まで続くスカイラインや岩木山神社まで弘前市役所の前を通っている県道3号線(通称:鰺ヶ沢街道)一本道ですので分かりやすいです。またJR等の公共交通機関を利用して弘前市に来た場合、弘前駅から岩木山神社方面行きにバスが運行しています


交通(岩木山神社まで)
 青森県弘前市中心部より車で約30分
 東北自動車道・大鰐弘前ICより車で約50分
 青森空港より車で約1時間10分
 東北新幹線新青森駅より車で約1時間20分


バス

 バスでのアクセスの場合、弘前バスターミナルから弘前駅経由で岩木山神社方面行きのバスが運行しています(弘南バス枯木平行きで約40分・1日6本前後)。また岩木山神社の先にある嶽温泉バス停からは岩木山スカイライン8合目までのシャトルバスが出ています(1日4往復)。
 これらのバスの運行時間や料金の詳細については別途弘南バスのHPでご確認下さい。

シャトルバス運行時期 4月下旬〜11月上旬 



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観光・登山に要する時間


 岩木山神社の観光・参拝に要する時間30分ほど。
 また岩木山の山頂までの所用時間は以下のとおり。(片道)

津軽岩木スカイライン 県道3号線入口から8合目まで 約15分

リフト 8合目から9合目まで 約10分

登山 9合目から山頂まで 約40分

 以上休憩無しの強行軍でも往復2時間は必要となります。また麓の岩木山神社から山頂までは個人差もありますが徒歩で片道5時間ほど時間を要します。


※岩木山及び岩木山神社と組み込んだ津軽地方の観光モデルコースは別途「弘前駅」及び「新青森駅」の各ページを参照。


境内の光景


楼門

岩木山神社 楼門 参道側から見た岩木山神社の楼門。津軽藩二代藩主信枚(のぶひら)公が寛永5年(1628年)に建てたとされています。石段下から眺める楼門は圧巻で「奥日光」と称される岩木山神社の象徴的建造物となっています。なお石畳の右側を歩いているのは神社の巫女さん。

拝殿側から見た岩木山神社の楼門 拝殿側から見た岩木山神社の楼門。大きさは桁行16.6メートル、梁間7.98メートル、棟高17.85メートル。楼門をくぐる人と比べるとその大きさがよく分かります。また階下に祀られているのは随神像です。

楼門の柱

 楼門の柱を見上げる親子。その高さに感動したのか子供は「スゲェ」を連発していました。この柱は楼門の四隅にあり屋根を支えています。
岩木山神社 楼門の柱


中門

岩木山神社 中門 岩木山神社の中門。楼門をくぐって拝殿に向かう途中にあります。梁には秀麗な彫刻が施され、朱色で統一された周囲の建造物とはひと味違った趣を醸し出しています。

拝殿

岩木山神社の拝殿 岩木山神社の拝殿。楼門、奥殿、奥門等と共に国の重要文化財に指定されています。岩木山神社の創建は780年と伝えられていますが、岩木山の噴火も含めた2度の大火にあい現在のものは約400年ほど前に建てられたものとなっています。

岩木山神社の参拝方法


 岩木山神社における参拝方法は他の多くの神社でも基本となっている「二拝二拍手一拝」です。二拝二拍手一拝については伊勢市の観光協会がHP上で作法を漫画で分かりやすく紹介していますので参考にしてみて下さい。↓
伊勢市観光協会

 また岩木山神社は元々岩木山山頂に鎮座していたものですが、麓の十腰内にあった西方寺観音院を下宮として再建し、さらにその下宮を現在の百沢に遷宮し現在に至っています。岩木山山頂及び十腰内の社はそれぞれ「奥宮」「巌鬼山神社」として現在も参拝する事が可能ですから、もし時間的にゆとりがあれば足を伸ばして参拝してみてはいかがでしょうか。
 奥宮のある岩木山山頂へはスカイライン及びリフトで9合目まで行く事ができ、9合目から山頂までは約40分の行程となっています。距離的には短いので意外と労せず山頂まで行くことが可能ですが、道中は急な坂道となっており両手両足を用いよじ登るような場所もあるので足元はしっかりとした装備が必須です。


津軽地方のグルメ・イベント


グルメ

 
津軽のリンゴ
津軽のリンゴ 津軽地方は日本一の生産量を誇るリンゴの産地。リンゴのみずみずしさ、甘さ、酸味はまさに世界一といっても過言ではない美味しさです。

津軽そば
津軽そば つなぎに大豆の粉を使用したそば。煮置きし熟成させる等通常のそばとは全く違う工程でつくられ根強いファンが多いそばです。

嶽きみ
嶽きみ 岩木山の麓、標高450m付近で栽培されたスイートコーン。寒暖の差が大きい為、糖度が高く生でも食べられるほど柔らかい。


イベント・祭り

 
お山参詣
お山参詣 岩木山の山岳信仰の象徴となっている行事。旧暦の8月1日に岩木山山頂にある奥の宮を集団登拝する津軽地方最大の秋祭り。期間中は麓の岩木山神社で数々のイベントが催され、また屋台も並び賑やかな光景となります。

チャレンジヒルクライム岩木山 
ヒルクライム岩木山 岩木山スカイラインで毎年行われる自転車レースでコースは10kmと15kmのコースがある。

弘前さくらまつり
弘前さくら祭り 4月下旬から5月の上旬に弘前城公園で行われる桜祭り。毎年たくさんの観光客で賑わいます。

弘前城雪灯籠祭り
弘前城雪灯籠祭 2月中旬に弘前城公園で開催される雪祭り。みちのく五大雪祭りのひとつ。


岩木山・岩木山神社お勧めの時期 ベストシーズン


 誰でも気軽に8合目まで行ける津軽岩木スカイラインの営業時期は4月下旬から11月上旬の間。この期間中は誰でもスカイラインを利用し山頂へ比較的容易に行けますが、シーズン初めと終わりの時期は氷点下になる日もあるので注意が必要です。また麓の岩木山神社周辺は春になると世界一の桜並木が見事な桜を咲かせ、晩夏から秋にかけては嶽きみやキノコ、リンゴなどを販売する農家の直売所で賑わいます。このように冬以外はいつでも楽しめますが、筆者個人的には津軽を象徴するリンゴの白い花が満開となる5月中旬が一番この地方らしい雰囲気を味わえ、お勧めです。




青森県の観光地一覧


弘前城 十和田湖 三内丸山遺跡 十二湖(白神山地) 岩木山・岩木山神社 八甲田 奥入瀬渓流 八戸市 深浦町(千畳敷海岸) 芦野公園 白神山地 仏ヶ浦 太宰治記念館「斜陽館」 浄仙寺 蕪島 下北半島 弘前市・黒石市 猿賀神社 階上岳 間木堤(白鳥飛来地) 青森市 種差海岸 薬研温泉(渓流) 中野もみじ山 新郷村(キリストの墓) 南部町・名久井岳 恐山 津軽半島