比叡山延暦寺 西塔の根本如法塔



 根本如法塔は慈覚大師円仁が書写した仏教の経典を後世に伝えるために塔中に安置し祈念する塔で、慈覚大師が大病を患い死と向かい合いながら824年〜832年間に如法写経をされた所に建てられています(その後慈覚大師円仁の病は回復し唐に渡っています)。なお現在の塔は信長の焼き討ちにより焼失したものを大正14年に再建したものとなっています。


根本如法塔


比叡山 根本如法塔 比叡山の西塔地区にある根本如法塔。円仁が筆写した写文を安置していた宝塔。参道から離れたところにあり見落としてしまいがちだが、朱塗りの多宝塔は一度見ると忘れられない光景。


根本如法塔の石垣 根本法如塔の全景。よく見ると石垣の上に塔が乗っている。写真では補修中だったのか木の廊下が架けられているが、以前訪れた時は石段だった。