八甲田のスキーと樹氷



 八甲田は国内ではもっとも身近に山岳スキーが楽しめるスキー場といわれています。スキーエリアは北八甲田のほぼ全域にわたり(ツアーコースも含む)、コースの数、距離共に国内最大クラス。積雪量もロープウェイ山頂駅付近で毎年350cmほど積もり、晴れた日には50kmほど南東にある岩木山の壮大な姿も見ることができます。また青森県最大の都市青森市から車で30分圏内の所にあるにもかかわらず、冬の八甲田名物である樹氷を間近に見ることができるという絶好のロケーションから厳しい気象条件にもかかわらずスキーシーズンは多くの人で混雑します。
 なお八甲田スキー場の難点は人気の割には駐車場のスペースが少々狭く場合によっては駐車できない事がある点。また地理的に晴れの日が他のスキー場に比べると少なめなこと等があげられます。

滑走可能期間
 11月下旬〜5月中旬(あくまでも標準的な期間でありリフトは通年運行しているので、場所によってはサマースキーも楽しめる)

地図で場所を確認する


スキー場の光景


八甲田スキー場 八甲田スキー場麓の光景。八甲田の大自然の中を滑り降りる事ができる複数の山岳コースが用意されています。日本を代表する山岳スキー場であることにもかかわらず青森市街地から近い事もあって毎年多くのスキーヤーが訪れます。






ロッジ

八甲田スキー場のロッジ  八甲田スキー場のロッジ。八甲田スキー場はコース一本あたり最大で7kmにもわたる長大なコースがあり、初心者から上級者まで楽しめます(注:山頂付近は初級者レベルの方は多分無理です)。またスキーの後は周辺の温泉で外湯も可能です。

駐車場

八甲田ロープウェイ 八甲田スキー場の駐車場とロープウェイ。八甲田山頂につながるロープウェイは冬場はスキー客を春から秋は観光客や登山客を山頂付近まで運んでくれます。 

冬山スキー

八甲田の山岳スキー 八甲田連絡道から山の中に入っていくスキーヤー達。冬場の八甲田は全体が広大なスキー場になっており、八甲田を熟知している人達は連絡道から山中に入って行く人もいます。なお山岳スキーは平らな所では雪に埋もれてしまう事もあり、なるべく直滑降でターンは少なめに滑るのがコツ(止まったりターンしたりすると雪に埋まるため)なのだそうです。地元の方は「はじめて八甲田でスキーする人にとってはパウダースノー地獄かもしれない」と言っていました。
八甲田 冬山スキー 酸ヶ湯温泉裏手の登山道を下ってくるスキーヤー。八甲田のスキーコースは八甲田ロープウェイ山頂駅を起点にスキー・スノボーコースが5コースあり、ツアールートが6コースあります。
八甲田の樹氷とスキーヤー 八甲田の樹氷とスキーヤー達。八甲田スキー場の魅力のひとつが樹氷を気軽に見れること。晴天の青空の下、そびえ立つ無数の白い樹氷の間を縫って滑るスキーは他では体験できません。

八甲田の樹氷


 八甲田の樹氷はその規模、大きさから日本一と称され八甲田ロープウェイやスキーなどで誰でも気軽に見ることができるのが特徴です。樹氷の見頃は毎年1月から2月でロープウェイの窓からは樹氷の間を縫うように滑っていくスキーヤー達の姿を見ることができます。
 なおロープウェイ山頂駅付近は天候次第で個人でもなんとか散策できますが、そのまま登山道を通って樹氷散策をする場合は過酷な自然条件となっているのでガイドを頼んだ方が無難です。

スノーモンスター

八甲田の樹氷 スノーモンスターとよばれる八甲田の樹氷。氷雪が幾層にも付着し日を追うごとに厚く大きくなり形を変えていきます。ガイドの方の話だと樹氷のピークは2月で3月になると気温が上がるため樹氷の表面がなめらかになり次第に樹氷らしさを失っていくのだそうです。

八甲田の樹氷 八甲田の樹氷は山頂付近に自生するアオモリトドマツに雪と氷がぶつかり、やがて大きな樹氷と生長していったもの。これら樹氷は八甲田スキー場のコース内でもよく見られるが写真のような立派な樹氷が見れるのは山頂付近に限られます。

樹氷のできはじめ

八甲田 山頂付近の樹氷 樹氷ができはじめの頃の光景。アオモリトドマツに氷雪が付着しだんだんと樹氷らしくなっていきます。木々は風向きの影響で同じ方向に向かって傾いています。

アオモリトドマツ

アオモリトドマツ  八甲田の樹氷のもととなるのがアオモリトドマツ。このアオモリトドマツに雪や氷がぶつかって付着し樹氷を形成していきます。なおアオモリトドマツは東日本の山岳地に自生し、ここ八甲田山が北限となっているのだそうです。