不滅の法灯と根本中堂(本堂)
立石寺の根本中堂は国の重要文化財に指定されている
東北唯一の宗門修行道場で、ブナで作られた天台宗の道場としては日本最古の建物といわれています。
この根本中堂が立石寺の本堂であり、本尊で50年に一度しかご開帳されない「薬師如来」や建立当時に比叡山中堂より移され1000年以上も灯り続けている不滅の法灯があるところです。
根本中堂は立石寺参道のまさに入り口部分にあり周辺にはお土産店や日枝神社、念仏堂があります。
根本中堂(本堂)
立石寺の本堂。根本中堂とも呼ばれる。堂内で不滅の宝灯として輝いている火は、
比叡山延暦寺に灯っている火から分けられており、織田信長によって焼き討ちされた延暦寺を復興する際には逆に立石寺から火を分けました。この不滅の法灯の分灯については別途「
立石寺の歴史」のページで詳しくご紹介しているのでご参照下さい。
立石寺の根本中堂へ続く階段。お土産店が建ち並ぶ通りの一番奥にあり、ここが登山口の入り口となります。この階段の先に見える建物が立石寺の本堂である根本中堂。
日枝神社
立石寺の登山口にある日枝神社。日枝神社の祭神は
大山咋神(おおやまくいのかみ)で、慈覚大師は立石寺の開山にあたり、釈迦・薬師・阿弥陀三尊の他に山の守護神である大山咋神を勧進しました。
日枝神社の鳥居。日枝神社から始まる参拝道は立石寺の表参道ともいえる道。日枝神社のすぐ隣には根本中堂があり、そこから立石寺の登山口へと続いていきます。
念仏堂
立石寺の登山口にある念仏堂。念仏堂は修行道場で参拝客も写経をすることができます。根本中堂をすぎた、売店や鐘楼などが建ち並ぶ山寺の参道にあり、念仏堂の左となりに登山口があります。
登山口
立石寺の登山口。なかなか立派な門構えでここから
1015段の石段を登ると
大仏殿奥の院がある山頂にたどり着きます。開山は8:00からで入山料は300円。門の左側はお土産店になっています。
ふもとの参道
立石寺ふもとの参道。根本中堂から登山口までの間には売店もあり、そこで名物「力こんにゃく」が売られています。山登り前に「力こんにゃく」を食べると力が湧き、山登りも苦にならないと言われています。