立石寺の階段



 立石寺は麓の山門から奥の院まで1015段の階段が続いています。この階段は一段一段登るごとに、欲望や汚れを消滅し明るく正しい人間なれると云われているありがたい石段なのですが、運動不足の方や足腰の弱い方には少々きつく、途中でリタイヤしてしまう方の姿も結構見られます。
 立石寺参拝時には自分の体力や季節などを考慮して計画的に参拝しましょう。なお立石寺では杖を貸し出しているほか、中間地点の仁王門付近に休憩所が設けられています。



四寸堂


山寺・立石寺 四寸道 立石寺の参道入り口付近の四寸道(一寸は3.03p)と呼ばれる辺りの光景。姥堂から四寸道まではたくさんのお墓があり、お墓の間を縫うように階段が続く。昔ながらの修験道で一番せまいところの道幅は約14センチほど。


参道


山寺、立石寺の参拝客 立石寺の石段を歩く参拝客。奥の院まで行くには1015段の石段を登って行かなくてはならず、登山道入り口では石段を登る参拝客に杖を貸し出しています。


山寺・立石寺の参道 こちらは参道の光景。道沿いにはたくさんの石塔や岩に掘られた神仏が見られる。また岩盤のあちこちに石塔の形を陰刻したものがあり境内の光景は特に信仰心が厚い人でなくとも心に響くものがあります。



仁王門付近の光景


立石寺の階段 仁王門付近 山寺の仁王門付近の光景。中央に見える大きな社が仁王門。仁王門付近の階段が一番勾配がきついが、門をくぐった先には休憩所がありひと休みする事ができます。


性相院付近の光景


立石寺 性相院付近の光景 石段が続く登山道のような立石寺の参拝道も仁王門をくぐると様相が変わり、きれいな石造りの階段へと変わってきます。また一部整地された平らな道もあり寺社の境内らしい光景となります。


立石寺の階段は高齢者でも登れるのか?


 立石寺を参拝するにあたってよく「有名な階段は高齢者でも登ることができるか」と聞かれる事があります。一言で高齢者といっても若者にも全然負けないほど元気な方もおられれば、足腰が弱って杖なくして歩けないような方もおりなかなか答えにくい部分もあるのですが、あくまでも個人的な意見ですが足腰が弱っているような方にはかなり厳しい階段だと思います。また健康な方でも運動不足だったりすると途中でリタイアする羽目になるかもしれません。実際に他人ではありますが途中でリタイアされている方も見た事があります(けっこうメタボ体型の方だったと記憶しています)。筆者自身も前日に山登りをし次の日に立石寺の階段を上っていったら、帰り道の最後でいわゆる「膝が笑う」状態になってしまいビックリしたことがあります。
 立石寺の参道はその殆どが固い石の階段ですから通常の地面とは異なり足腰にくる負担もかなり大きいようです。加えて急な階段でもありますから立石寺に参拝される際には自分の体力や足腰に通常以上の負担がかかることを考慮して無理のないよう参拝されて下さい。




駐車場