十和田湖の遊覧船



十和田湖遊覧船 十和田湖の遊覧船は「休屋−子ノ口」コースと「休屋−休屋」コースの二通りがあり、遊覧船乗り場も休屋子ノ口と2箇所あります(2箇所とも内水ながら、国の地方港湾に指定されている珍しい港です)。このうち「休屋−子ノ口」航路は運営会社の閉業により一時期休止されていましたが、2016年度より再び再開されました。
 なお駐車場は休屋に有料駐車場が、子ノ口に無料駐車場がそれぞれ整備されています。これら駐車場の詳細は別途「十和田湖の駐車場」を参照。


十和田湖遊覧船 コース一覧


 以下に十和田湖遊覧船のコース・料金・時間等を紹介していきます。

休屋−休屋コース(Bコース)

十和田湖遊覧 Bコース 休屋−休屋コースは従前まではBコースと呼ばれていたコースで、十和田湖最大の観光拠点である休屋を起終点にしているコースです。起終点がいずれも休屋なので気軽に十和田湖遊覧を楽しむにはベストのコースとなってます。見どころは中山半島と御倉半島の間にある十和田湖の最深部や十和田湖の水神信仰の象徴である十和田神社の占い場など盛りだくさんとなっています。


休屋−子の口コース(Aコース)

十和田湖遊覧船 Aコース 休屋−子の口コースは従前まではAコースと呼ばれていた航路です。子ノ口〜十和田湖休屋の間を結んでおり休屋を出航し子ノ口に到着後20分ほど休憩してから再び休屋に向かいますので子供やお母さんを子ノ口から遊覧船に乗せ、お父さんは車で休屋に向かい家族と合流するといった利用の仕方も可能です。なお以前は子ノ口〜休屋間を往復した場合お得な料金プランとなっていたのですが、現在はあくまでも片道のみの料金設定(1,400円)となっており、再び戻ってくる場合は倍の2,800円の料金が必要となります。



遊覧船料金

大人1,430円 子供720円 
見晴らしの良いクリーン室を利用する場合大人500円、子供250円が別途必要。また11人以上で団体割引あり。

遊覧船運航時間

Bコース 8:45から1日6往復運行。所要時間50分
Aコース 8:15から1日6往復運行。所要時間50分

運行期間
毎年4月中旬〜11月中旬まで運行。

十和田湖観光船の料金・時間等の確認先十和田観光電鉄


十和田湖遊覧船 船内
十和田湖遊覧船 船内の光景


十和田湖 遊覧



 十和田湖を訪れた際に是非とも乗ってもらいたいのが十和田湖観光遊覧船。十和田湖は二重カルデラ湖という特殊な地形をしており中山半島、小倉半島と突き出た二本の半島の間は中海とよばれ、岸に最も近いところでありながら水深が一番深いところでもありその光景は遊覧船でしか見ることができません。
 十和田湖をこよなく愛した大正時代の歌人大町桂月も十和田湖に船を浮かべ酒を飲みながら十和田湖遊覧を楽しんだと伝えられています。

五色岩

十和田湖 五色岩 十和田湖の五色岩。十和田湖の御倉半島にあり遊覧船から見ることができます。岩の赤い色は昔の火山噴火によるものと推測されていますが、言い伝えではその昔八郎太郎が南祖坊と湖の主の座をかけて争った際に流れた血の色といわれています。

九重浦

十和田湖の九重浦 十和田湖九重浦の小島。まるで日本庭園のように整然と石が並び、松や楓等の木々が整然と植えられているように見えますが、これは十和田湖の自然が作り出した正真正銘人の手が入っていない光景。地元のガイドは観光客からよく「誰かが作ったんですか?」と聞かれるそうです。

恵比寿大黒島

紅葉の恵比寿大黒島  紅葉の恵比寿大黒島と観光客を乗せた遊覧船。この日は霧が濃く、十和田湖の対岸は霞んで見えました。霧は春と秋に多く発生し、日が高く昇る12時過ぎにはすっきりと晴れ渡ることが多い。

十和田湖 遊覧船 恵比寿大黒島の脇を通る十和田湖の遊覧船。奥に見える船も遊覧船。この写真は少々古く十和田湖観光船が2社体制で運航していた当時のもの。


十和田湖遊覧船の料金・時間について


十和田湖遊覧船 休屋乗り場 十和田湖は港が2箇所あり航路も2通りある全国でも珍しい湖です。従前までは運行会社2社が二人三脚で運営していたのですが、うち1社が廃業となり、後を引き継いだ地元業者も2016年に事業から撤退してしまいました。現在は元から営業していたうちの1社である「十和田観光電鉄」が規模を縮小して2航路を運営していますが、ここに至るまでの紆余曲折から料金、時間、航路共に幾度となく変更となってきましたし採算性の問題から今後も変更となる可能性も多々あります。
 以上の理由により十和田湖遊覧船の料金や時間・コースは数年前から大幅に変更となっていますし、今後も大きく変わる可能性があることを認識しておいてください。